ファッションビル研究所

2004年01月28日(水曜日) #005.メガネ業界のタイアップ?

日中の紫外線対策としてのサングラスや、パソコンのディスプレイによる眼精疲労対策としての予防医療的メガネ、ファッションとしての伊達メガネ…。メガネショップというカテゴリーに関しては目の良い人が来る可能性が幾らでもある。筆者もそうだが健眼者の立場で現在のメガネショップを見てみると、リピートしたくなるショップは殆ど見当たらない。3プライスショップや格安メガネの登場はメガネを気軽に買い換える事のできるアイテムに変え”目に着せるファッション”と捉えさせ、着替えるという習慣を浸透させた。しかし依然として店頭は目の悪い人を対象、医療性を前提にしている。それを感じてか健眼者も店内に入ろうとしないし、ショップ側も拒絶傾向にある。ショップに出向いて健眼者であることを伝えるとスーッと引いてしまう。
価格やメガネのバリエーションの選択肢を広げたのなら対象顧客も広げるべきである。健眼者が気軽に入れるような店頭造りが急務だろう。未だ購買意欲のある健眼者を囲いきれていない。
アパレルのユニセックス化、クロスカテゴリー化がそうであったように、メガネショップもクロスカテゴリー化が進化の過程にある。ファッション性を有するメガネ業界においてはアパレルとのタイアップがクロスカテゴリー化の近道ではないだろうか。ブランド単位ではすでに存在しているが、販売チャネルレベルでタイアップすれば健眼者の消費意欲も刺激されるだろう。そのためにはメガネがアパレルの一つのアイテムであると主張し、理解させるようディスプレイを変えなければならないだろう。
ファイブフォックスはヨドバシ梅田にファイブフォックスブランドを展開しているが、メガネショップのコムサオプティークは独立させるのではなく、それぞれのフロア、ブランドに似つかわしいメガネを取り揃えるべきで、そうすれば相乗効果も発揮されるだろう。検眼など専門性を必要とするものは一箇所に設置すれば事足りる。
このカテゴリーにおいて目の良い人、悪い人の細分化はもともと不必要なもので、そのような既成概念は更に見直されるべきである。