ファッションビル研究所

2004年02月12日(木曜日) #007.ポイントカードが利用されない理由

ポイントカードが利用されない5大理由を以下に列挙する
1.特典を受けるまで高額の買い物をしなければならない
2.特典に魅力が無い
3.ポイントカードの有効期限が短い
4.ポイントカードにサービス内容、明記されていない。
5.固定ブランドを扱う店でポイントカードを発行している

1.に関して。やはり消費者心理からしても3万前後が限度ではないだろうか。それ以上になると、ポイントを集めようという気も失せさせる。消費者にとっては小額の特典であってもうれしいものである。小額の特典を小出しし、ポイント収集をさせる戦略が有効である。

2.3.に関しては言及する必要は無いだろう。

4.に関して。これは意外と見逃されている点である。世の中にはポイントカードなる物が多数発行されていて、財布の中はポイントカードの類で氾濫しているのが実情だろう。筆者の場合は印象に残るものは気をかけているが、そうでないものに関しては”財布に入れてはいるが出番が無い”という状態だ。やはり印象に残りやすいような簡単、明確、明瞭な記述や特典が消費者にとって使えるポイントカードになる。実際、ポイントカードが気に入ってリピーターになる事もある。

5.に関して。取扱商品に大きな差異が存在しないジャンル、例えば定番ブランドを幅広く扱っているカジュアル量販店、又は固定イメージにとらわれないセレクトショップもそうだろう。これらのショップはポイントカードによる強力なリピーター獲得ができる。消費者にとって代替がきくショップだからである。同業のライバル店舗も同じ事をするので両刃の剣でもあるのだが。
固定ブランドショップでは、そのブランドのエンスーにしか利用されないという欠点がある。

4.で述べたように両刃の剣状態を回避し、その進化形として、他店とタイアップしながら複合ポイントカードなる物が今後必然的に発生していくだろう。