ファッションビル研究所

2004年07月14日(水曜日) #028.百貨店の独自ブランド開発

百貨店では独自ブランドの開発が以前から進んでいる。阪急には「as you」として、大丸には「カスタマーズヴュー」として顧客の声を反映した独自ブランドが存在する。
ブランドの構築は以前から進んでいるものの、存在感は今ひとつ薄い。独自ブランドにインパクトが無いのは平場での販売が起因している。平場のノッペリした売場で展開するのではなく、他テナント同様、敷居を高くし百貨店独自店舗を造るべきである。
現在の百貨店においては取扱商品の独自性がほとんど無い。顧客は、百貨店が併設する意味を見出せないでいる。
独自ブランドを”顧客の声を取り入れているだけ”の曖昧なものにするのではなく、確固としたブランドコンセプトを展開し”押しの強い”ブランドを作らなくてはならない。
その上でセレクトショップのようにセレクトブランドのひとつとして「as you」、「カスタマーズヴュー」を取り入れるべきである。
大丸はローマ字の”DAIMARU”をモチーフに”D△I○”というロゴを作り、デザインのワンポイントとしてショッピングバッグに使っている。ロゴのデザインの良さからこのショッピングバッグは好評である。街中ではハロッズのバッグも良く見かける。これも成功事例といえるだろう。
購買客の中にはロゴマニアが常に一定数存在する。百貨店のそれと認識させるため、百貨店独自ブランドであることを前面に打ち出す為にもモノグラム・ロゴの開発、使用は不可避である。
大丸のロゴにはセンスを感じるだけに、現在の売り場、ブランド戦略に不満を感じる。