ファッションビル研究所

2004年07月29日(木曜日) #030.メンズは小物類の充実を図るべき

ファッションビル、百貨店でメンズショップに人だかりを目撃する事は少ない。元々レディスに比べてファッションに多様性が無く、気質的にも女性よりブームに流されにくいというのが原因として考えられるが、それを考慮に入れても売り場に集客の偏りは少ない。レディスでは必ずと言っていいほどワンフロアにワンブランドは盛況している。
街中を歩いていても、時系的に彼らのファッションに変化を感じることは少ない。メンズフロアにおいても”集客”に関し新しい発見が少ないので正直面白くないと言ってもいい。しかしアクセサリー、小物類、バッグに関しては様相は異なる。この中にはフレグランスも含まれるが、これに関しては次回のコラムで執筆する。
男性は”絶対的な強さ”に憧れる傾向が強い。この”絶対的な強さ”というのは壊れやすい物より壊れにくい物という事である。ファッションに関してはシルクよりコットン、服より小物という事である。時計に関しては数年前にG-SHOCKが、過剰な防水性を持つ時計も時代を問わず人気商品だ。
女性の時計、ジュエリーに対する憧れとは質が違う。女性はそれらに対して恒久的なイメージを持ち、所有すること自体に幸福感を覚える人が多いのに対し、男性は所有するだけでは飽き足らず”絶対的な強さ”の中に含まれる”機能性”も重要視する。
これを考慮に入れて彼らのファッションを見ていると驚くほど多様性もあり、変化の速度も女性のそれに拮抗する。
メンズショップを見ていると未だ小物類を軽視する傾向がある。”小物”だけあって省スペースに追い込むことが出来るが、ディスプレイの方法自体に疑問を感じることも多い。
メンズに関しては小物類の充実こそが集客の鍵を握っていると言ってもいいだろう。