ファッションビル研究所

2004年08月19日(木曜日) #033.小売に与える休日分散化の影響

主要高速道路の渋滞情報を見る限りでは例年と変わり無いように思えるが、盆休みの分散化は確実に進んでいる。その事は朝の通勤電車に乗っていても良くわかる。ここ数年、特定日から急に乗客が少なくなるということは無くなってきている。ぼんやり始まりぼんやり終わるという感じだ。休日の分散化は交通機関では乗客のとりこぼしが無くなる為いずれもプラス方向へ働くと安易に推測できる。小売分野はどうだろうか。交通機関のように客を取りこぼすということは無いが、バーゲンのような一極集中が更に客が客を呼ぶという特異な性質を持ち合わせるため必ずしも客数の平坦化は小売にとってプラスになるとは限らない。客の気分が流動性を支配する小売に関しては客数の平坦化を避ける為に特別な日を設定し客数の変化に揺さぶりをかけなければならない。こまめにバーゲンを増やせば問題解決のように思えるが、今度はバーゲン自体に平坦化が訪れる。バランス取りが非常に難しいところだが、いずれも価格の高低の一元によって集客をコントロールしている。百貨店ではワンフロアを催し広場として、時にはバーゲン会場になったり、世界各地の名産展を開催している。このように価格の高低以外の要素で集客をコントロール出来るようになれば集客の平坦化、バーゲン自体の平坦化をいずれも解消できるだろう。筆者は売り場の平坦化解消は集客を向上させると説いてきたが集客度の平坦化解消も絶対集客数を向上させる重要な要素であると説く。