ファッションビル研究所

2004年08月25日(水曜日) #034.セレクトショップに付きまとう消費者価格と生産者価格の乖離

商品を見ていて、”これは妥当、これも妥当、ん?、んー?桁が間違ってない?”という事が多々ある。セレクトショップ特有の出来事だ。真眼を持ち合わせていなければその商品の価値を見出す事ができないものもある。そういう物ばかり扱っているショップなら問題無いが、セレクトショップでは普通の商品に混じっているのが曲者だ。ま、これが楽しいのだと言ってしまえばそれまでだが・・・。後日見に行っても売れずに残っている事も事実で、やはり曲者である。
余りに消費者の値踏みと乖離しているとショップ自体の信用にもかかわるだろう。このボーダーラインは非常に微妙なラインだが、1〜2万の価格帯のシャツのラインの中に4、5万もするようなシャツをそーっと忍び込ませるのは頂けない。消費者の頭の中で、ここのラインは1、2万までだなとインプットされていて、”おっ、イイの見つけた”と値札を見てガックリされるのはショップにとって洒落では済まされない事態だ。
消費者の中で価格を気にせずに品質第一で買い物をする人は極一部だ。他の大多数は自分の頭の中で設定価格が決められていて、それに従って行動する。要するに上記のようなディスプレイは大多数が大きな価格ギャップを感じるという事である。それを念頭においてディスプレイしないと、ふざけたショップだと認識される事請け合いである。セレクトショップにおいても価格系列に従ってディスプレイするのが基本中の基本である。