ファッションビル研究所

2004年11月18日(木曜日) #046.価格別に陳列されていない2プライスショップ

(価格の明瞭さがウリの2プライスショップ)

先日、スーツを見に2プライスショップを訪れた。
身長、体格別に分けられていて、店員は自分に合うサイズの所まで案内してくれた。
驚いた事に、プライス別に陳列されていない。このことを指摘すると、店員も分かっているらしく苦笑いしていた。
願わくば安い買い物が出来たらと思い、2プライスショップを選んだのに、ギシギシに吊り下げられたスーツの値札を一々見る気もなれずに結局店を後にした。
サッと見た所、高プライスが80%、低プライス20%だから客の意見はフィードバックされることもないだろう。2プライスショップのコンセプトを理解し得ない会社側の責任である。
何かを訴えたいかの様に苦笑いしている店員を見ていて、かつて聞いた”フロントがアホやから・・・”という言葉を思い出してしまった。
客の不満はこういう事でコツコツと積み上げられる。それに対してCSとしてこれらをコマメに消化していかないとコンセプト自体がどんどん揺らいでいくと言うある種良い事例だ。
安売りのショップなら割安のものを、高級品を扱うショップなら高品質のものを、価格の明瞭さを売る2プライスショップなら価格の明瞭さを第一に掲げるべきで、価格の不明瞭な2プライスショップは、ヴィトンの店頭にユニクロを置くに等しい。