ファッションビル研究所

2004年12月28日(火曜日) #052.リーマン根性がデザイン業界をダメにする

(日本のデザイナーが育たなく、軽視される理由)
この事はデザイン、意匠に対する法制裁という、手段の行使自体困難な立法にも責任があるが、根本は立法を動かせるほどのパワーが日本のデザイン業界にないからである。
本当の意味で、守られて発展するものはこの世にない。法に守られて弱体化した業界は多い、というか殆どだ。
結局、積極力、自己力が必要で、日本におけるサラリーマン主導社会は、独創性を必要とするデザイン業界にひたすら負の影響を与え続ける。
表立った、突出した自己表現を好まないサラリーマン社会の膿は社会現象に見て取れる。インターネットの普及によって発散する場所を匿名の掲示板に見出し、それが盛況している現状がある。それらを見ていると情けなく感じ、同時に社会全体、日本のサラリーマン社会の縮図を象徴している事に気づく。
陰でしか意見を言えることが出来ない人間に独創性を世に発表できるわけがない。
サラリーマン根性の中に同調意見というのがある。同調意見は自分の意見ではない。他人から見ると、同調からの飛躍分が、やっと自分の意見で、結局、デザイナーにとっては第三者の評価が絶対であり、そうでなければタダの自己満足に過ぎない。
フランスの個人主義は行き過ぎの感はあるが、少なくとも”赤信号みんなでわたれば・・・”が横行する日本社会においては幼少期からの根本的な教育改革が必要なのかもしれない。
ある経済番組を見ていて、経済評論家が米国主導で日本の株価が動く現状を嘆いていた。物凄く当然の嘆きだが、これらの事を当たり前と違和感を感じない日本の状況は確実に危ない。