ファッションビル研究所

2005年01月18日(火曜日) #055.新成人の興味深いアンケート調査

毎年テレビに映る”粋がる新成人”を見る度、筆者の”30歳成人説”の正しさを再認識し、心からその事への悦びに浸る。ここ数年、悦びっぱなしだ。
SEIKOのホームページにある”新成人が考える「時」の意識アンケート調査”は実に興味深い。
今のあなたの時価総額はいくらだと思いますかという問いに、最も多かった回答は「0円」で、このうち「若さ」や「将来性」を「金額で換算できない」という回答が64.3%。解説には”反骨精神、自尊心の表われ”であると結論付けている。
上位の意見を見ていると、消極回答かつ現実主義である事に気づく。粋がっている新成人とは結びつかない意見が多いが、好景気を殆ど知らない世代である事を考えると納得できる。
以前のコラム(2004/06/02(水)高度成長期を知らない世代)でも触れたが、粋がる夢追い人が存在する一方で、不況がデフォルトである環境により価値基準が経済観念に左右されない淡々とした現実主義者も多い。上記環境によりこれらの世代は経済的悲壮感を感じにくい体質を持っているとも言える。これまでの日本人の消費観念と一線を画す世代であり、これらの世代が本格的に社会進出し、筆者の言う成人年齢に達するする頃には日本の消費性向は物欲性から趣味性への移行が完了しているだろう。