ファッションビル研究所

2005年01月25日(火曜日) #056.ブランド意識調査の本当の着眼点

台場にあるトヨタのテーマパークMEGAWEBはヴィーナスフォートに隣接している。
中国人の多さには毎回驚かされる。言葉を発するまで全く気づかない。殆どがファミリー連れで純粋に観光で来ているという感じだ。服装も日本の最新カジュアルで完全に溶け込んでいる。中国人の順応性の高さをこんな所で再確認させられた。
中国人の日本車ブランドに対する好感度は欧州車より低いとか…。それはさておき、ある調査によると北京、上海、広州の3都市で、25〜39歳のビジネスパーソン600人を対象に消費調査をした所、購入の際にブランドを意識する人は40%と、日本人の2倍。単にこの調査だけで”中国人はブランド好きである”と断定は出来ない。経済力が高いほどブランドに傾倒する傾向があるという法則があるからだ。それを勘案してもブランド志向が日本の倍という事実が重いせいか”中国人の虚栄心の強さが現れている”と結論付ける人も多い。半分意地悪チックな結論付けに見える。
ブランド意識調査を単に虚栄心の強さを表すモノサシと認識するより、上述したように、経済力が高いほどブランドに傾倒する傾向が万国共通法則である事を踏まえ、この調査の着眼点を国民の経済力の高さ、真の豊かさの指針と認識するべきで、この着眼点で調査結果を改めて分析してみると、日本人は中国人より経済的に豊かでないという恐ろしい見方も出来る。
イケイケドンドンの中国経済、中国人の覇気を見ていると、ブランド意識調査の本当の着眼点が虚栄心の強さを測るモノサシではなく、豊かさのモノサシである事を見出せる。