ファッションビル研究所

2005年02月01日(火曜日) #057.渋谷109、驚異的集客力のセシルマクビー、集客の要因

連れと思われる男性陣がショップの前の通路を隔てて壁際にずらっと並んで待っている。熱気に満ち溢れた彼女達と、それを冷めた眼差しで見ている彼らの視線を遮りながら店内を見てみるとバーゲンセールでもしているのかと思うほど店内は異様に盛況している。109のセシルマクビー、毎度の調査風景だ。
他のファッションビルのセシルマクビーの集客結果と見比べてみても渋谷109のセシルマクビーは別格の存在である。
ブランド目当てに来ているというのは当然の事として、その理由だけでこの集客力は説明できない。明らかに109のセシルマクビーだから来ているというのがある。要因は幾つかあるが、最大の要因はファッションビルのターゲット層とブランドのターゲット層が”ウマニンジン”状態にあることだろう。セシルマクビーのブランドマトリクスはカジュアルとエレガンスの中間で、ターゲット層が10代後半から20代前半まで。109の客層そのもの、あるいは少し上がターゲットだ。
109ではセシルマクビーとターゲットを共にする背伸びブランドはどこも盛況している。彼女たちの背伸びしたい症候群だけが109を支えていると極言してもいい。ビルとブランドの”ウマニンジン”状態が続く限りこの高集客は変化しようがない。
現時点におけるファッションビルとブランドの相乗効果の最高事例であろう。