ファッションビル研究所

2005年02月08日(火曜日) #058.仕舞い遅れた雛人形は見苦しい

ファッションビルのバーゲンの引きずりと低集客の関係を例えるなら、雛人形の仕舞い遅れによる未婚状態と未婚状態を世間の晩婚化に訴える娘だ。
1月末の土曜日午後、ファッションビルの集客調査へ出かけた。怖いほどの無人ぶりだ。余りの無人ぶりに途中で調査を放棄した。各ショップは”ファイナルセール、再値下げ”の札をベタベタと貼り付けている。見栄えの悪さは当然で、どれだけ引きずればいいのかとあきれ返った。余りの収穫の無さに、隣接する大手百貨店を覗いてみると、かなり盛況していた。もちろんバーゲンは既に終えている。バーゲンを引きずるファッションビルを横目に、8年連続売上高マイナス成長を報道されつつも、潔さで集客を稼ぐ百貨店に明るいものを見た。
ファッションビルの無人振りを消費者心理的に説明すれば”どうせ売れ残りばかり…”が本音であろう。無人ぶりはそれを暗に示された結果で、常に新鮮さを求める消費者層を顧客に持つファッションビルにおいて、新鮮さに欠く”引きずり”は最悪ともいえる。
ベタベタと札を貼るセンスの無さと、それをファッションビル全体でやってしまえる又はそれを許しているファッションビル自体に改善の見込みを見出せない質の悪さを覚えた。