ファッションビル研究所

2005年02月15日(火曜日) #059.公園に子供がいない、本当にいない

少子化はかなり前から叫ばれていた事だが、公園から子供の姿が消え始めた事を感じつつも子供の遊び方の変化によるものだと気にも留めていなかった。しかし最近最寄の駅まで歩くようになって、筆者が子供の頃良く遊んでいた公園を覗いてみると、土日の午後なのに本当に子供がいない。もはや遊び方の形態が変わったからだと説明付けできない状態だ。
これらの事をリアルに感じていた矢先、両国予備校が少子化の影響を受けて閉校した。現時点でこの状態だ。
現在、人口の逆ピラミッドを築いている底辺が本来の底辺の長さからかけ離れた差分だけ子供・若年層をターゲットにしていた業界に脱落組が存在すると考えられる。このまま逆ピラミッドの形状を維持しながら上方へ移動していくなら、次の脱落組はその上の年齢層にターゲットを置く業界だ。正にファッションビルの主な顧客層に当てはまる。少子化によって、一人娘、一人息子だからと金をつぎ込む親が増える事は容易に想像できる。ベビー、子供市場の対応策は高級化で間違いないが、ファッションビルの主な顧客層、親離れ層に対する明確な少子化対策、ベクトルは見出せない。
報道、統計などの数字を眺めていても、どうしても少子化をリアルに感じ取り、危機感を覚える事は出来ない。是非これらの事を踏まえた上で、土日の公園の様子を改めて眺めてみる事をお薦めする。