ファッションビル研究所

2005年02月21日(月曜日) #060.集客スポットを創出したいのならマンション業界を見ればよい

筆者は大阪東京間の移動は飛行機を使っている。帰り、空港で最終便を待っている時、地域による気質の差がハッキリ現れる。具体的に言うと筆者の乗る大阪行きのロビーでは案内アナウンスが流れる前から搭乗口に人が並びだす。他方面へ向かうロビーではこの現象は見られない。合理的思考を持っているのなら案内アナウンスが流れるまで待合シートに座っているだろう。せっかちが多い。かつてこの気質の原因をたこ焼きに見出そうとした事もあったが、やはり大阪商人の血が引き継がれているのだろう。
何事にもイラっとしてしまう程スピード重視でありながら大阪中心部からアクセスしにくい又は車でしか行きたくないベイエリアに商業施設、娯楽施設を乱立させた大阪の第三セクターのダメっぷりは周知の事実である。
ただ単に古いだけの存在を大切にするという妙な風習のせいか集客スポットになり得る地域の再開発が後回しにされ、埋立地のベイエリアに労力が注ぎ込まれてきた。
かつての大阪商人のスピード、身軽さを復活させると言う意味でも郊外に集客スポットを置くのではなく、相乗効果狙いで大阪中心部に一極集中的に集客スポットを置くべきである。
マンション業界では都心回帰現象が起きている。野村不動産によると、ファミリーというよりシングル&カップル世帯がこの現象を後押ししているとの事。現在のファッションビルにおけるメイン顧客であり、この視点で見てみても、都心回帰、一極集中的に集客スポットを置くのが得策であるといえるだろう。