ファッションビル研究所

2005年04月05日(火曜日) #066.厚化粧と同じ、真夏の上着はヤリスギと考えるべき

先日、小泉首相は、閣僚にノーネクタイ、ノー上着を提唱した。首相は地球温暖化対策推進本部の会合で、今夏の省エネ策として首相と閣僚が率先してネクタイと上着の着用を自粛する「ノーネクタイ、ノー上着」を提唱した。
<失礼を意識しすぎて逆に失礼になっている現在のスーツスタイル>
失礼か否かを議論していくと結局”相手に不快感を与えるか否か”という所に議論が集結する。
うだるような真夏、コンクリートジャングルを歩くスーツスタイルビジネスマンはどう見積もっても見た目大変不快だ。
涼しいスーツの開発は年々進んではいるものの、灼熱のコンクリートジャングルでは焼け石に水状態。
以前のコラム「2004年10月21日ライブドア堀江氏に見るノータイの評判」で、ビジネスカジュアルが浸透していたアメリカで最近、「服装で損をしたくない、良く見られたい」という理由でスーツスタイルへ戻すビジネスマンが増えてきたと伝えた。
筆者はビジネスの場で見た目不快でなければスーツ、カジュアル、いずれであっても良いと考えている。服飾に限らずあらゆる発展、進化は、常に多様性が鍵を握っているからだ。
ビジネス界のあらゆる権力者は”お飾り”であるタイを肯定、強制しつつ、ファッション性や合理化によるノータイを否定している現在の一般常識の矛盾に早く気付いて欲しい。