ファッションビル研究所

2005年04月20日(水曜日) #068.フレグランスショップは放牧が正解

フレグランスショップはサンプルを置いて店員は話し掛けない事。いちいち感想を求められるのが面倒この上ない。もともと日本人はストレートに表現できないから更に面倒な事になる。
ファッションビルのフレグランスショップは平均して集客力が高い。ほとんどが放牧タイプのショップだが、中にはテスト紙にフレグランスをふりかけて通行人に試香を促すショップもある。案の定そんなショップは無人化傾向にある。
フレグランスのテストはほんの数回で鼻が利かなくなる。利き酒と同じだ。アパレルのそれとはまるで違う。
質問されたらやっと答える位がちょうどよい。好みかどうか分からないフレグランスを客に試させる行為はよいフレグランスに出会うチャンスを客から奪っているのに等しい。
トレンドは無臭化傾向にあるが、無臭は非個性でもある。多様性の中での無臭は、”裸はないアパレル界”で個性として認識されているモノトーンとは性格が違う。
ディスプレイだが、どこも狭いスペースに大量のサンプルを所狭しと陳列している。アクセサリーのディスプレイにも同じことが言えるが、商品が小さいからと詰めて置くのは間違っている。商品価値はアパレルのそれと同じか上の場合がある。先に見ている人が居ると後の人が見る事すらままならない。
商品価値ベースでスペースを与える事は基本である。
すれ違う通行人から香るフレグランスで春本番を感じる事も多くなってきた。香りのセンス如何によって、初対面なら人物の見え方まで違ってくる。フレグランスショップの更なる進化を望む。