ファッションビル研究所

2005年06月14日(火曜日) #076.携帯品の収納場所に困る夏服、手ぶら族のアイテムに注目

ウエストバッグ、ヒップバッグ、シザーバッグ・・・
最近、街中を歩いていて感じるのが”手ぶら族”の増加。筆者もその一人で、シザーバッグをジーンズのベルト通しにカラビナでぶら下げている。ポケットには何も入れたくない主義で、大き目の財布、携帯電話、ハンカチ、鍵類など全てここに入れる。他の物を入れる余裕がほとんど無い。
iPodに代表されるハードディスク型携帯オーディオは意外に大きい。最近の携帯電話の巨大化も気になる。コンタクトレンズ使用者なら目薬も必須になるだろう。
カーゴパンツがもてはやされる理由が分かる。
カーゴパンツはカーゴ(貨物)船の乗務員の作業用パンツ。
シザーバッグはネーミングどおり美容師が腰につけるバッグ。
職人の効率至上主義で考案されたこれらの収納スペースは、巨大化、多様化する携帯アイテムの救世主になっている。
筆者は去年あたりから腰のベルトを外し、腕時計を放棄し、手提げバッグをやめた。とたんに、無意味に歩きたくなるほど快適になった。特に手提げバッグをやめてシザーバッグにした事が奏効したようだ。
以前から、とあるカジュアルバッグショップを注視している。このショップは価格設定に少々の問題があるが、品揃えは手ぶら族御用達アイテムで満載。
面白い事に、暑くなり携帯品の収納場所に困る夏服が増えるにつれ集客力が上昇する。
クールビズに代表される社会の軽装化傾向において、上述のようなショップは是非見ておくべきだろう。
デザイン関係者、企画者は手ぶらの快感を知っておかなければ、今後更に増えるだろう彼らの需要、要求に確実に置いていかれるだろう。