ファッションビル研究所

2005年10月11日(火曜日) #093.ブランド戦略はイメージ戦略、イメージ戦略はロゴ戦略

先日、ダイエーはロゴマークを年内に変更すると発表した。大いにやるべきだろう。三洋電機も業績不振に喘いでいる。「SANYO」のロゴマークから受ける筆者の直感的なイメージは、悪い意味での「軽いデザイン」だ。
先週末、ユニクロは旗艦店となる銀座店をオープンした。銀座に出店した意図を「グローバルブランドになる第一歩」と柳井会長は語っていた。
かつて「ユニクロは、低価格をやめます。」という大きな新聞広告を出した。価格を上げるというのではなく、品質向上により”安物”というイメージを払拭したいと明言していた。今回の銀座出店でも分かるとおり、その路線を更に推し進めたいのだろう。
ウェブサイト、ユニクロ銀座店のページを覗いてみると、銀座という立地でありながら、「ユニクロプラス」という文字が一切出てこない。ユニクロのメインページを覗いても「ユニクロプラス」の文字は確認できなかった。
安物イメージを脱するという大胆なブランド戦略において「ユニクロ”プラス”」などというロゴの踏襲では全く意味を成さない事が分かる良い事例だろう。
かつてのコラム「ユニクロは無印良品より日本におけるGAPのブランド戦略を見習うべき」(2005/05/31)で、海外でブランドを洗うという手法、レクサスに学べと執筆した。
トヨタは国内で強烈なイメージで固まっている。海外でレクサスブランドを展開せずに、いきなり国内でレクサスブランドを展開していたら成功していただろうか。
ユニクロのイメージも国内では余りに強烈過ぎる。その強烈なイメージゆえ大躍進してきた。
海外に新天地を見出し、同時にその機会を生かし別ブランドを立ち上げる。こういう手法は正にユニクロの訴えるグローバルプランに合致していないだろうか。
海外プランはともかく、ユニクロをイメージできないロゴデザイン、ネーミングによる新たなブランドを立ち上げない限り、ユニクロのブランド戦略は結局遠回りを強いられるだろう。