ファッションビル研究所

2005年11月08日(火曜日) #097.屋上も売場面積に入れてしまおうというプラス発想が必要、そごう心斎橋

屋上をオマケと捉えるのではなく、他の百貨店にない名所を作り上げシャワー効果を生かそうとする発想が大事。これほど特長的なフロアは他に無いのだから。
そごう心斎橋の屋上には、そういうプラス発想を感じることが出来なかった。
実に醜い金網。網は太く升目の小さいもので、差し詰め動物園の檻、狭さゆえ鳥かご状態。金網が太く風景が見づらいだけにそれ以下と言ってもいいだろう。費用やらの諸問題はあるだろうが、ここは是非強化ガラスにしてもらいたかった。
心斎橋は大阪の中心部で、屋上からのバーチカルな基調の風景は観ていて飽きない。それだけに金網が一層醜く映える。
ベンチが随所に設置されているが、植木で怪我をしそうなレイアウト。
屋上が午後6時に閉鎖されるというのも実に不可解。ちなみに営業時間は午前10時〜午後8時30分(レストラン街は午前11時〜午後10時)。
天然のエンターテインメントをなぜ利用しないのか。
夏の夜はビアガーデン。冬は冬で、例えば寒さゆえ澄み切った夜空を観察させるイベント、というか常設の広場があってもいいだろう。足元だけ照明を照らして、ひたすらデッキチェアを設置するというのも考えられる。
普段夜空を見上げる事は少ないが、冬場たまに自宅のベランダに寝転がって星空を見上げる事がある。「こんなに星が見えるんだ」と素直に驚き感動させられる。登山のような苦労をしなくても、宇宙旅行をしなくても、広大な夜空に光る星々を見ているだけで、自分の人間的な小ささを再確認し、気が楽になったりもする。
世知辛い世の中で、疲れたサラリーマンなどにちょっと横になってもらって夜空を見上げてもらおうなんていうのは粋な計らいではないだろうか。
オープンしたてで、外から見えない部分でも問題が出てきているだろう。再出発を遂げたそごうには、ならではの名物、もてなしをプラス発想で仕立て上げる企画をどんどん出して、オープンしたての初々しさ、フレッシュさ持続してもらいたい。