ファッションビル研究所

2005年11月15日(火曜日) #098.理解できないTシャツ観、晩秋なのにTシャツショップに人だかり

日曜の昼下がり、最近オープンしたNU chayamachi(梅田)に出向いた。
季節にそぐわないショップに人だかり。オリジナルTシャツを常時100種類以上揃えるgraphic(グラニフ)。
この怪奇現象は人の熱気で暑く感じた。
ウェブサイトで調べてみると価格は全て2100円(税込)。
季節にそぐわないと書いたが、よくよく考えてみると、さすがに柄物Tシャツをワイシャツの下に着ることは無いが普段着ていることは着ている。寝間着の下にも着ている。
しかしこのグラニフのTシャツは見せる為のTシャツであり、レイヤーで着こなすのか・・・など色々想像してみたが、やはり季節にそぐわないという筆者の認識は間違っているとはいえないだろう。
晩秋にTシャツショップに人だかりが出来るという奇妙な現象を目の当たりにし、その要因がスッと浮かばないだけに、低価格かつ統一価格、絶対的な多種性が奏効しているという安易な結論に落ち着かざるを得ない。Tシャツ自体がカジュアルファッションの基本アイテムであるというのももちろん後押ししているだろう。
目を疑うような値札が下げられているブランドTシャツはさんざん見てきた。メガネ業界やスーツ業界のスリープライスショップがそうであるように、明瞭な価格提示がそこにあるというだけでも好感が持てる。グラニフの価格統一戦略はそういう消費者心理をついた良い戦略。
Tシャツは全て畳みでディスプレーされていた。ブランドチックに売るという戦略が垣間見れるが、これに関してはレディスインナーの事例で執筆した事があるが、ハンガー掛けにしたとたん売上げが伸びたという事例があるだけに、何割かはハンガー掛けがあっても良いような気がする。
キレイに畳まれている服を、全体を見るためにバサッと広げるのは心苦しい。そう思うのは筆者だけではないだろう。