ファッションビル研究所

2006年02月14日(火曜日) #111.男が待つ場所

男は居場所がほしい。
家庭不和に陥り家に帰りたくない中年男性の話ではない。
女性のショッピングで、男性が退屈しない、言い換えると女性に気を使わせない(ショッピング中連れを待たせるという)配慮が必要ではないかという話。
特に盛況店ではつくづく感じさせられる。例えば渋谷109のセシルマクビー。このショップはこのコラムで何度も登場している。土日の集客度は間違いなく日本一だろう。かつて満員電車の様だと比喩した。
連れの男性がエスカレーター脇の柵にズラーっともたれ掛かっている風景は異様で威圧感さえある。
中には親切にも店内に待合ソファーなどを設置しているショップもあるが、現状は売り場面積確保の為、ほとんど設置されていない。
女性のショッピングの後をついて歩く男性の姿は、まさに金魚の何とやら…。
その点、セレクトショップなどは、ユニセックスのアイテムなども豊富に取り揃えられていたりするので男性にとっては退屈することも少ない。
ちょっと想像してほしい。メンズアパレルショップの前に連れの女性がたむろしている現場に遭遇したことはあるだろうか?
男女の差異は正にこの部分。
連れのショッピングを積極的に楽しめない男性は意外に多い。実際、ショップの前で男性がボーっと突っ立っている光景はよく目にする。
提案として、簡易なソファーでも設置して、男性ファッション誌を置くだけでも、女性側は連れの機嫌を気にせず、男性側も積極的に「ショッピングに付き合うか…」とならないだろうか。
連れを店頭で待たせるショップは、男性を無様にさせていると言えなくもない。