ファッションビル研究所

2006年02月28日(火曜日) #113.善良なブランドなら消費者保護の観点も考えるべき

ブランドの偽物対策は、ブランド保護だけにとどまらず、消費者保護の観点からも必須。それが善良なブランドと言うもの。
先日、朝の経済番組で、海外ブランドがホログラムを使用してブランドの偽造阻止にのり出していると報道していた。
少々遅すぎの感がある。日本で人気ナンバーワンの名だたるブランドバッグは、偽物が氾濫しすぎて、全てが偽者に見えてしまう。こういう現象は、本物を持つ消費者にとって迷惑この上ないだろう。筆者が言いたい消費者保護というのはまさにこの部分。本物のブランドを購入した人の事だ。
もちろん、これから購入しようとする人についても保護しなくてはならない。
以前、各ブランドのウェブサイト活用法に苦言を呈した。
ブランドはそのブランド自体の紹介だけでなく、過去出したモデル、現行モデルを写真などで完全網羅したサイト構築をしろと。結局これをやることによって、消費者がやましい激安通販サイトへ迷い込んでしまう事もある程度阻止できる。
何より消費者に他のサイトで真贋解説やらモデル自体の存在を確認させるというのが、ブランド主として恥ずかしい事この上ない。
以前、ちょっとびっくりした事があった。高級ブランドの少々高めのベルトを百貨店の箱ショップで購入した時のこと。家に持ち帰ってそのベルトを眺めてみると、どこにもブランドの刻印がない。こういう物もあるのかとその時はさして気にも留めなかった。が、よくよく考えてみると、ブランドで売っているにもかかわらず刻印が無いというのはおかしな話。
消費者にとって刻印は安心感。安心感を売るというのもブランドの使命。
消費者保護という観点では、セレクトショップのブランドの取り扱いについても言及したいが、長くなるので次回以降に執筆したい。