ファッションビル研究所

2006年07月04日(火曜日) #117.建替え中の梅田阪急に望むこと

先日、梅田の百貨店のバーゲンへ出向いた。現在建替え中の阪急だが、建替えによる在庫処分の影響も手伝ってか例年より高集客に見えた。「良識的に商品を漁る」という光景に百貨店らしさを覚えた。
梅田阪急に限らず、百貨店へは夕刻6時以降、週に二回ほどの頻度で立ち寄っている。
良い物を見て目を肥やすというのもある。店員と話をして雰囲気を楽しむというのもある。百貨店へ来ている人間を観察するというのもある。
梅田阪急に関していえば、売り場は画一的ではなく、いまだに迷うことがある。梅田阪急の気に入っている部分はまさにこの部分。
新しい発見というのは常に迷いから始まる。ちょっと考えてほしい。見知らぬ道を歩いていて迷った結果、最終的に新しい道を覚えたという経験は無いだろうか?
逆にいうと、迷いが無ければ新しい発見など無い。これは少し言い過ぎの感があるが、大きく的を外していないだろう。
新しい発見とは即ち、ある種の感動であり、エンターテインメントでもある。なぜ、以前から迷わすフロアを造れと言ってきたのかというと、これがあるからだ。
売場面積を最大限に活用させる為にどこもフロアは画一という言葉通りスクエア的で正直楽しくない。
現状の阪急のそれは増築の繰返しが原因して結果的にそれが好転しているのだが、今回の建替えによって画一的フロアにならない事を願うばかりだ。
それともうひとつ。人が歩く面だけでなく、それと同じだけ面積を有している天井に関しても視覚戦略としてデザインしてもらいたい。
これに関しては次回以降改めて執筆したい。