ファッションビル研究所

2006年07月11日(火曜日) #118.消費者にとっては服飾のプロの最後の一押しが心の安らぎ

肩幅ピッタリ丈ピッタリの服にはなかなか出会えない。このあたりの問題は、既製服にとって永遠の問題・課題なのかもしれない。
筆者はサイズセレクトの失敗は未だにある。だから迷った時は必ず店員に聞く。面白い事にカジュアル量販店で店員の勧めのサイズで買った半袖シャツを、サイズが合っているかどうかを改めて百貨店の箱ショップの店員に聞くと小さいのでは…と言う。百貨店の店員の話によると、結局着こなしによって違うのでどちらが正解と言うわけではないらしい。ブランドが軒並みS.M.Lを1.2.3という表記に置き換えている理由・意味が何となく理解できた。必ずしも体の大小のみでサイズが決まるわけではないという事で。
そういう意味で、サイズに迷いながらショッピングと言うのはリアルショッピングの楽しさのひとつかもしれない。
各ブランドが参入を進めているネット通販においては、そのサイズセレクトが消費者にとっては一番の懸念事項になっている。やはり試着できないネット通販は現状、冒険でしかない。靴などは怖くて仕方が無いだろう。
ネット通販に参入するのなら、消費者心理というものをもう少し研究してもらいたい。
消費者は結局プロの最後の一押しがほしい。
それがベストセレクトで無いとしても、服飾のプロから「あなたのサイズはLだ!!」と断言されると絶大な安心感を持ってショッピングができる。これが大きい。
現状のサイズ表記はそれぞれのサイズ間に必ずダブりがある。
個人的な話、筆者の身長(178cm)ではMでもLでも大丈夫(ボーダー内)だったりする。ここで迷う。そこからのケアがあるのがリアルショップ。残念ながらバーチャルショップにはここが欠けている。
ネット通販においては、ただただ服のサイズを羅列するだけではなく、例えば身長はもちろん、スーツの体型、シャツのサイズ、更に体重、体脂肪率をそれぞれ入力してもらって、自動的にサイズを弾き出すようなチャートプログラムがあっても面白いだろう。もちろん回答は断言的にして。