ファッションビル研究所

2008年02月03日(日曜日) #125.阪急メンズ館は今後大阪における特化ビルの指標になるだろう

最高の立地、集積規模、フロアレイアウト、阪急ブランドの牽引力・・・
失敗する要素が極小で、特化ビルとして奏功するか否かが論点のビルになるだろう。


オープン初日、2月1日(金)仕事帰りの午後7時過ぎ、早速視察をしてきた。
初日かつ金曜日という事もあり、ごった返しの混雑を予測していたが、フロアを何とか自分のペースで歩ける位の人の密度だった。
社会人と非社会人の割合は五分五分といったところだろうか。オープン初日なのでこれらの情報価値はほとんどない。
いずれにせよ今まで経験した事がない雰囲気。まず女性が居ない。これほどの緊張感でフロアを歩いた事がない。
”男は外に出ると7人の敵が居る”をそのまま具現化したような、目を合わせるわけではないが、それぞれが立ち居振る舞いで威嚇し合っているような心地よい緊張感があり、思わず背筋を伸ばしてしまった。
今まで様々なビルを視察してきたが、本当に驚かされ、ビルを後にするまで胸が躍っていた。
正直な話、筆者は普段男など見ないが、良識と節度あるオトナのファッション人が多く、フロアを歩くだけで随分ファッションの参考になった。


特化ビルの長所や感じた事を筆者の主観で以下に列挙する

■心地よい来訪者同士の緊張感があり自分のワードローブを更に充実させたくなった
(受験生が模試を受けて更なる勉強の必要性を感じるような)
■ファッション誌の架空ファッションではなく現実ファッションの参考になった
(店員のファッションではなく来訪者のファッションを見て)
■服を買う場合、数箇所のファッションビルや百貨店を見て回るが、今後、メンズファッションの最大の集積所として、第一に立ち寄る場所になるだろう事
■来訪者の同属回避(同じ様なファッションの人を避けようとする事)は在り得ないと感じた
(特化ビルの高集積が故に)


列挙したものを見ていただくと自ずとお分かりになるだろう。
特化ビルのキーポイントは、来訪者自体にある。
阪急メンズ館は特化ビルの特徴が如実に出現している。是非関係者は視察をお勧めします。
通常のファッションビル、百貨店ではちょっとあり得ない雰囲気を是非感じて欲しい。筆者が言おうとしている事が分かって戴けると思う。
阪急メンズ館が特化ビルとして成功すれば、他者も追随せざるを得なくなるだろう。口火を切るとは正にこの事。
当然、今後もこのビルをコラムで取り上げていきます。