ファッションビル研究所

2010年03月27日(土曜日) #127.オトナの無駄冒険否定説

それは歳を増せば増すほど傾向する。
30代以上の読者の方、ちょっと振り返ってみてほしい。
20代前半の頃と現在では購入ブランドの浮気が減り、固定化ひいては固着化してはいないだろうか。
歳をとると、まず冒険をおかさない。トヨタならトヨタを乗り継ぐ感覚。。

これを「無駄冒険否定説」と名づけてみた。
永年使い続けているブランドよりイイ物があるかもしれないと分かりつつも使い続ける。要するに、”安定”に価値観を置いている。

今回はデフレ云々以前の話をしている。
現状、大まかな消費者心理は、アパレルに限らず「価格≧無駄冒険否定説」。
ユニクロをお試し価格(元々安いので)で買い、これでいいじゃないか…となり、「無駄冒険否定説」で買い続けられる。。話はブレていない。ユニクロの価格 自体、冒険と言えるほどの価格ではないから。
20代より30代40代のほうが当然、絶対的に人数が多いわけで、成人の大多数がこの「価格≧無駄冒険否定説」に基づいて行動していると仮定すると、他ブ ランドはユニクロに取り入る隙がない。

これらの事象を元に、大まかな消費者心理を分析してみると、車なら操作感が変わってしまうと嫌、アパレルならサイズが変わってしまうと嫌、という特に実用 的な部分で冒険をおかしたくなく、継続的に同ブランドを選択するのではないかと観ている。
ちなみに筆者はスニーカーがこれに当てはまる。日常的に履くものなので、出来る限り冒険したくはない。現在メインで使っているパソコンもそうかもしれな い。。
これらの感覚を重要視する事は、今後アパレル通販事業を展開する上で消費者サイドの最大ネックとなるサイズ選定の面でも大いに奏功する。

筆者が言いたいのは実用・機能性でブランドを分けてみるということ。もしくは、同一ブランドでアウターから下着まで揃え、むやみに実用的な部分で刷新しな いこと。
あししげく通う料理屋で味が変わった時にムカッとくる感覚を常に思い出して商品開発をして欲しい。
今のところ、戦略として実用性に重きを置くのが得策で方策すべき。