ファッションビル研究所

2012年05月06日(日曜日) #145.百貨店の建築観はもはやビョーキ、伊勢丹三越とルクアの事例

先日、ゴールデンウィーク二日目、日曜日の昼過ぎ、大阪駅のファッションビル「ルクア」と「伊勢丹三越」へ出向いた。
これらは昨年のゴールデンウィークに出来たので、ちょうど1周年。

天気も良かったせいか、大阪駅とその周辺は当然のごとく人・人・人…

今回は「伊勢丹三越」を中心に書きます。

■狭いほど人が集まるという現象をどうしても受け入れられない百貨店の建築観はもう"ビョーキ"レベル

こちらは高層タイプの百貨店で、10階まで売り場がある。
後ほど執筆するが隣接&同時に開業したファッションビル「ルクア」の集客度は各階満点レベル。

こちら「伊勢丹三越」は、1階ずつ売り場を見て回ったが、驚くほど人はいない。
西から東から様々な場所から人が集まる超一等地、ゴールデンウィーク、最高の天気…

誰もが言う「人の集まるところに人が集まる…」という事はあまり言いたくないが、それさえ分かっていないのが現状の百貨店。

「地元の大阪には受け入れられない」という書き方をしている記事も幾つか目にするが、方々から人が襲来する大阪駅に限っては説得力が無い。

原因は売り場の空間デザインに有ると考えている。
ちょっと記事は古いものになるが…

2005年11月01日(火曜日) #096.そごう心斎橋は11階がメインフロア、偶然の発見を愉しめるフロア
http://fashionbuil.com/index.php?id=229
2006年07月04日(火曜日) #117.建替え中の梅田阪急に望むこと
http://fashionbuil.com/index.php?id=250

間違いなくこれらが欠けている。

ひたすら効率的に設計されたと思われるスクエアな売り場。縦に横に高さに…無意味に広げられた空間。
実際、人を取り込めていないわけだから、効率を考えて設計しているのなら、最悪な空間デザインとも言える。
さらにドギツク表現すると「広いほど高級と考えるビンボーな発想」。これが根底にある。

「百貨店とはこういうものだ」というツマラナイ先入観を持った上層部は、この1年、隣の高集客の「ルクア」を見て何を思うのだろうか。


来週、私は台湾へ出向きます。ファッションやら商業施設を見て回ることが出来ればと考えております。
後ほど執筆致します。